今日(4日)、14:30の公演を観ました。
ビルの地上げや再開発をめぐるストーリーです。
サスペンスタッチのハラハラする展開、迫力のある演技、これまでの舞台とはひと味違う良さがありました。
しかし・・・。
キャストは11人、うち3人が客演です。
主要な登場人物は、ビルを買収した会社の女支社長、風水コンサルタントの男、女社員の3人ですが、
女支社長とコンサルタントの男が客演です。
登場する場面もセリフも多く、この二人が主役コンビです。
もう一人の客演も凄味があり迫力ある演技が光っていました。
端的に言えば北京蝶々では女社員を演じた白井妙美が一人熱演です。
他のメンバーは影が薄い存在でした。
観ていてこれでは北京蝶々の舞台とは言えないと感じました。
作・演出の大塩哲史は何を考えてこの作品を書いたのでしょうか?
自らの劇団員を起用できない作品をあえて書く理由があったのでしょうか?
ストーリーが面白かったのと、女支社長を演じた細野今日子(劇団競泳水着)が“可愛い美人”だったのが救いでした。
残念ですが、画像には写っていません。
以上のような内容を北京蝶々のブログにもコメントしました。
するとメンバーの鈴木麻美さんから丁寧に返信をいただきました。
劇団の中でも議論をした、劇団の活動を活性化するための新しい試みとして意図的に取り組んだこと、という説明でした。そうであれば私も劇団の考えを理解したいと思います。
できればその考えをきちんとホームページに書くなどして前もって観客にアナウンスしてほしいと思います。観客は不思議な思いを抱えたまま舞台を観るのですから。
また、公演の結果、新しい試みから劇団として何を得たのか総括する必要があると思います。 |