今日(7月15日)、11時公演を観ました。台風の影響で家を出る頃はかなり強い雨が降っていました。当然、ルキー二のアドリブは「台風が来ているのに」、「水も滴るいい女」でした。
今日の席は2階の前列までは良かったのですが74番でした。上手の文字どおり壁際の席なのです。はじめて座りましたが、どうも音響的に良くない気がしました。
普通のセリフはいいのですが、歌になるとかなり聴きづらくオーケストラの音が声(歌詞)を消すような感じです。壁による「側方反射音」は客席の音響に大きく影響するといわれます。聴き比べないとはっきりとはわかりませんが、初めての経験です。
劇場を出るときには雨はほとんど止んでいましたが、とても湿度の高くじめじめした空気でした。梅雨明けが待ち遠しいです。
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今日(7月22日)、15時30分の公演を観ました。サンケイリビング新聞社の貸切公演です。貸切公演はおまけのイベントもあって楽しいですね。司会は中井美穂でした。
公演前に水夏希へのインタビューのVTRの放映がありました。インタビューはフジテレビの笠井信輔アナ(大の宝塚ファン)です。9年前にもインタビューをしたそうで、その時のツーショットがマグカップになっていました。確かに9年前の若さでした。
5組を一巡して6人目のトートとしてこれまでとの違いを聞かれて、
髪の色を何色にしようと考えて緑色にしたこと
左手の模様は「蒼い血を流す心の傷」を意味していること
トートは人間ではないがその人間性を出して演じていること
というようなことを話していました。
黄泉の国に誘おうとするトートに対して、「あなたを愛することは出来ない」とエリザベートに激しく言われます。トートは上手に行き客席に背を向けて柱に寄りかかり、それから銀橋に出て「愛と死の輪舞」を歌うという場面があります。
この歌詞の中に「蒼い血を流す傷口はお前だけが癒せる」とあります。本来、トートはエリザベートの心の中にいる「死への願望」のような存在ですが、エリザベートの愛が得られず思い悩むトート、ここは特に人間性の出ている場面だと思います。
フィナーレの後、水夏希に生のインタビューがありました。中井美穂から、トートがエリザベートに一目惚れする場面の演技が素晴らしいとの感想があり、水夏希は、この時からトートはエリザベートの愛を追い続けることになり、
この芝居の起承転結の「起」の部分だと考えて演技している、というような話がありました。
なお、ルキー二のアドリブは、「リビング新聞を読んでいて写真を撮るのを忘れるところだった」でした。
前回は壁のすぐそばの席で音響がよくないと日記に書きましたが、今日は2階の前列までは同じですが60番でした。特に違和感はありませんでしたので、やはり壁のすぐそばの席は問題があるのでしょうか?
貸切公演ではお楽しみの抽選もありますが、これまで当たったことがありません。
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