10月23日(土)19:00公演を新宿FACEで観ました。
ティーファクトリーの公演です。
劇団第三エロチカを主宰する川村毅の代表作「新宿八犬伝」シリーズの最終作です。
劇団結成30周年、そして今回が解散記念公演となっています。
ティーファクトリーは川村毅が新作の戯曲をプロデュースするカンパニーです。
出演は、広田レオナ、手塚とおる、らです。
metroの旗揚げ公演「陰獣」、今年7月の椿組テント公演「天保十二年のシェークスピア」で“きじるしの王次”を演じた丸山厚人が出演しています。
闇の新宿八犬士(擬人化された犬)が人間に代わって歌舞伎町を支配するというストーリーになっています。
10分の休憩を含めて2時間45分と長い舞台でした。
「騒々しく荒々しい演劇」の雰囲気はありますが、特に盛り上がることもなく、散漫とした場面が展開するだけです。
また、ストーリーにもキャストの演技にも観客を引き付ける求心力に乏しい舞台でした。
これが川村毅のスタイルなのでしょうか?
第三エロチカは川村毅が明治大学の学生だった1980年に旗揚げした劇団です。
近年はプロデュース公演を中心に活動しているため、30年を区切りに劇団は解散することにしたそうです。
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