6月19日(土)19:00公演を新宿花園神社特設紫龍テントで観ました。
竹山道雄の児童向け小説「ビルマの竪琴」を題材にした唐十郎の作品です。
演出・金守珍、美術・宇野亜喜良です。
新宿梁山泊が花園神社で公演するのは7年ぶりだそうです。
今年は5月に唐組、7月に椿組とテント公演が3ヶ月続いています。
5月の唐組の「百人町」でも大きな水槽が出てきましたが、今回は舞台の中に小さなプールがあります。最後にキャストたちが飛び込んでいました。 競輪場の場面では選手が自転車に乗ってテントの周囲を走っています。
ラストシーンではホリゾントが開いて主人公の「水嶋カンナ」が建設機械のバックホウのバケットに乗って登場します。
宝塚の舞台でもクレーンが登場しその先端にオスカルが乗っていますが、クレーンは美しいペガサスの装いをしています。
今回のバックホウは何の飾りもなく建設機械そのものでした。
凝った演出が目に付く舞台でした。
やはりテントの中は蒸し暑いです。
扇風機が何台かあり、テントの中の空気を循環させています。
また蚊取り線香も焚かれていました。
客席の前半分は平場の桟敷席(自由席)、後ろ半分が5段の椅子席(指定席)です。
ほぼ満席だったので桟敷席は窮屈でした。
上演時間は2時間45分と長いため、途中10分づつ2回の休憩があります。
桟敷席の観客にとっては腰を伸ばすための休憩でした。
少し前まで早稲田大学の学生劇団だった「北京蝶々」の白井妙美が客演しています。
新宿梁山泊の前回の公演「TORAJI 2010」にも出ていました。
今回は出番も多く、若くてかわいいです。まだ学生だそうです。
7月の椿組のテント公演「天保十二年のシェークスピア」には「北京蝶々」から帯金ゆかりが客演します。 |