名古屋の人気劇団「少年王者舘」の舞台です。
8月19日(木)初日と21日(土)の2回観ました。
作・演出は天野天街です。
狭い舞台に20人のキャストが登場してパフォーマンスを繰り広げるエネルギッシュな舞台でした。
ストーリーはあるような、ないような、「不条理劇」を思わせる舞台です。
“言葉遊び”と“パフォーマンス”が中心になっています。
集団で同じセリフや動作の繰り返し、そして文字や光の映像が多用されています。
また、演技、音響、照明をうまく使ってメリハリのついた場面転換になっています。
天野天街の舞台は、昨年12月、このザ・スズナリで寺山修司作「田園に死す」を観ました。
今回も演出手法はほぼ同じですが、私としてはストーリーがある「田園に死す」の方が面白いと思います。
しかし“言葉の洪水”も含めパワーとエネルギーを感じさせる点では今回の舞台はすごいです。
役者も体力がいる舞台です。
2回とも満席でした。
東京でもすっかり人気劇団のようです。
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