飛龍伝 2010ラストプリンセス 松竹 平成22年2月15日(月)18:30 新橋演舞場



画像をクリックすると拡大します

2月15日(月)18:30公演を新橋演舞場で観ました。
つかこうへい作・演出です。
先月、自ら肺がんであることを公表しました。
雪組娘役トップの愛原実花は娘です。
9月に退団することが発表されました。
父親の病気とは無関係といわれていますが。

今日の舞台は、とにかく楽しい娯楽作品でしょうか。
長大な早口のセリフがあります。老人には聞くのが疲れますが・・・。
舞台装置は実にシンプルです。
また、歌やダンスそして照明の派手な演出で場面が転換するのもつかこうへいの舞台のお約束のようになっています。
タキシードを着たフィナーレのダンスもお決まりです。
このダンス、タカラヅカのショーの振付とそっくりでした!

沖縄出身の黒木メイサの美しさが舞台でも光っています。
つか作品、「熱海殺人事件 平壌から来た女刑事」(2004年)が舞台のデビューです。 この時まだ16歳です。
この作品を私が見たのは2005年ですが、黒木メイサでなく黒谷友香でした。

「熱海殺人事件」のように、つか作品はキャストや設定を変え、繰り返し再演されます。
「飛龍伝」は昭和48年の作品です。
安保闘争のテーマは同じですが、今回は昭和61年のチェルノブイリ原子力発電所の爆発、平成11年の東海村ジェー・シー・オーの臨界など原子力事故が取り上げられていました。

新橋演舞場で観るのは今日が初めてです。
公演が始まってから観にいくことにしたので、あまりいい席がありませんでした。
この日はたまたま下手側の桟敷席に空きがありました。
少し斜めに舞台を観ますが、特に見づらいことはありません。

前にテーブルがあり、掘りコタツ式になっていて靴を脱いで座椅子に座って観ます。
テーブルの上にお茶の入ったポットと湯飲みが用意されていました。
普通の椅子席に比べてゆったり観ることができて良かったです。

幕間の少し前に桟敷席の後ろにある棚に食事が運ばれます。
これが文字どおりの「幕の内弁当」です。(写真)
いつも桟敷席とはいきませんが、初めての体験で今日は楽しかったです。


トップページに戻る    観劇リスト2010に戻る