10月17日(日)14:00公演を吉祥寺シアターで観ました。
プロジェクト・ニクスの第6回公演です。
プロジェクト・ニクスは新宿梁山泊の広島かつら(女優名 水嶋カンナ)が立ち上げた実験演劇ユニットです。
昨年の公演は観ていないのですが、大変好評だったことから今回再演することになったようです。
寺山修司の「星の王子さま」に、サン・テグジュペリの「星の王子さま」を融合させた、女優だけによるメルヘン歌劇となっています。
宇野亜喜良が担当した舞台と衣装は絵本から飛び出したような美しさです。
人形の「星の王子さま」も登場し、人形遣いと声を担当するキャストにより生き生きと演技をしています。 場面の展開ごとにゴスロリユニット・黒色すみれが妖しく歌います。
新宿梁山泊の金守珍の巧みな演出が光っています。
スペシャルキャストとして懐かしい女性が登場します。
天井桟敷の初演は1968年ですが、この初演に出演した蘭妖子と石井くに子、さらに歌手のカルメン・マキと中山ラビ、伝説のモデルのフラワー・メグ・・・70年代を思い出させる顔ぶれです。
二人の歌手はストーリーとは関係なく、派手なライブを繰り広げます。
カルメン・マキのデビュー曲で大ヒットした「時には母のない子のように」は寺山修司の作詞です。
当時17歳とは思えない投げやりな歌い方が衝撃的でした。
初めて生で聴きました。
初演のチラシのデザインも宇野亜喜良です。
「男装劇」、「春日野八千代もびっくり」というコピーがあります。
(画像がなくてすみません)
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