12月10日(金)19:00公演を中野のザ・ポケットで観ました。
小劇場では珍しい?学園モノです。
文化祭を控えてその準備に忙しいある高校の先生と生徒たちの問題行動や次々と起こるトラブルが描かれています。
作・演出はチャリT企画の楢原拓です。
文化祭で披露するために尾崎豊の歌を懸命に練習する生徒、
しかしその歌詞が高校生にはふさわしくないとして中止を求める学校、
校舎内の喫煙コーナーの撤去を巡って対立する先生たち、
息子が隠れて喫煙するのは学校の指導が悪いとして学校にねじ込む母親、
喫煙問題をモチーフにした社会派のストーリーです。
キャストは18人と多いのですが、ひとりひとり上手くあて書きがされていて、キャストそれぞれの個性が光っています。
いい本だと感じます。
椿組主宰の外波山文明は高校の用務員役です。
主役ではありませんが、要所要所で登場してその場の雰囲気の方向を定める重みのある役で、存在感を示していました。
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