舞風りら(81期)のほかに榛名由梨(49期)、北嶋マミ(麻実)(77期)が出演しています。
昨日(5月3日)13:00公演を六本木の俳優座劇場で観ました。
アガサ・クリスティの原作、大和田伸也演出です。
1952年のロンドン初演以来、今年で58年目のロングランが続いています。
日本では7年前に初演され、今回は新キャストで、アガサ・クリスティ生誕120周年を記念する公演です。
チラシにも書かれていますが、カーテンコールの時、「この結末は決して誰にもお話にならないでください!」というアナウンスがあります。
いまだに観客も批評家も最後のドンデン返しの種明かしをしないという約束を守っているようです。
チラシにあるあらすじをそのまま書いておきます。
「第二次大戦直後、ロンドン近郊のゲストハウス「マンクスウェル山荘」の記念すべきオープンの日。
若夫婦が、客を迎える準備に追われている。
あいにく外は大雪、やがて、5人の客たちが次々と到着し始める。
翌日の午後。道路は閉ざされ、山荘は完全に外界と遮断されていた。
そこへバークシャー警察の部長刑事が現れる。
前日ロンドンで起きた殺人事件とこの山荘に密接なつながりがあるという。
雪に閉じ込められ、電話線も切られた山荘で、人々は動揺し、疑心暗鬼に陥って、お互いを疑い始める……。」
第1幕は、ロンドンの事件の背景やこの事件と山荘にいる人物との関係が分からないため、少し退屈な感じがしますが・・・。
第2幕は、「犯人探し」のおもしろさだけでなく、登場する人物それぞれに「謎めいた過去」があると思わせる興味深い設定になっています。
若夫婦が舞風りらと内海光司です。
舞風りらが主役です。今も笑顔がかわいいです。
内海光司は「光GENJI」の元メンバーです。この舞台には初演から出ています。
榛名由梨と北嶋マミは山荘の客です。
榛名由梨は貴婦人、北嶋マミは男役の衣装で登場します。
この作品、文庫本にはなっていますが、映画化やテレビドラマにすることはクリスティー財団が禁止しているため、舞台でしか観ることができません。
また、10月には名探偵ポワロが登場するアガサ・クリスティ処女戯曲「ブラックコーヒー」の舞台があります。ポワロ役は三波豊和、OGでは貴城けい、榛名由梨が出演します。
また今、アガサ・クリスティ展が東京国際フォーラムで開かれています。
|