ソルフェリーノの夜明け Carnevale 睡夢 雪組 平成22年4月14日(水)
18:30 東京宝塚劇場

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4月14日(水)18:30公演を観ました。
戦争の悲劇あり、そして彩吹真央のサヨナラ公演でもあり、客席の涙を誘う舞台でした。

珍しく友の会抽選でSS席が当たり4列目のほぼ中央で観劇しました。
生徒の表情も良く見え、目と目が合うような感じがする近さです。
また、すぐ近くに愛華みれと瀬奈じゅんが観劇に来ていました。

わかりやすくシンプルなストーリーでした。
最初から最後までアンリー・デュナン(水夏希)の「傷ついた兵士に敵味方の区別はない、同じ人間として平等に助けるべきだ」という主張が一貫しています。
主題歌が繰り返し歌われ、「ソルフェリーーーノ!」のフレーズが耳に残ります。

歌はあるもののミュージカルではなくほぼストレートプレイといえる舞台でした。
必然性はあるのですが、多くの登場者の衣装が血で汚れているのも宝塚の舞台としては珍しいです。

この公演で退団する彩吹真央へのはなむけの演出があります。
アンリエット(愛原実花)が心を寄せるのは主人公アンリー・デュナンでなく医師のエクトール(彩吹真央)という設定です。
また銀橋でソロで歌う「雪のように 花のように」の題名も歌詞も演出もサヨナラを意識したものになっています。
ファンにとっては感極まる演出でしょう。

「ソルフェリーノの戦い」はオーストリア(ハプスブルク家)に支配されていたイタリアの独立戦争です。このときのオーストリアの皇帝はフランツ・ヨーゼフ、自ら前線に赴き指揮をとったそうです。
1859年ですので、フランツ29歳、エリザベート22歳の時の出来事です。
各地で民族独立の動きが激しくなりハプスブルク家の栄光もこの頃から翳り始めます。

ショー「Carnevale 睡夢」は稲葉太地先生の大劇場デビュー作品です。
色鮮やかなカラフルな衣装が印象的でした。


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