青年座 平成22年12月23日(木)14:00 青年座劇場


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今日(23日)14:00公演を青年座劇場で観ました。
千秋楽です。なかなか見応えのある舞台でした。

血のつながっていない姉妹のうち8年前に家を飛び出した妹が久しぶりに実家に帰ってきます。
実家では姉と、姉とは血のつながっていない母の2人が住んでいます。
会社では優秀な営業ウーマンだった姉は何らかの原因で家に引きこもりコタツから出られない生活を送っています。
反目していた姉妹の会話を軸に物語は展開します。

埋めようのない深い溝のある姉妹の気持ちが、言い争いながらも徐々に近づいていきます。 そして母の事故死を契機に和解が訪れます。
コタツの呪縛から必死に逃れようとする姉(野々村のん)の演技は壮絶でした。
姉の夢の中に登場する祖母が孫をいつくしむような演技に心がなごみます。
血のつながりのない姉妹の間柄なのにすごく濃密な人間関係が見事に描かれています。

脚本は大阪で活動している流星倶楽部の座付き作家の大正まろんです。
演出は横浜未来演劇人シアターの寺十吾(じつなしさとる)です。
寺十吾は昨年12月、metroの第2弾公演「妹と油揚」で月船さららの兄役を熱演していました。


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