僕の呼ぶ声−ロシア・アウトカーストの唄たち− 石橋幸
平成23年9月20日(火)19:00 紀伊國屋ホール


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9月20日(火)19:00公演を聴きました。
毎年、紀伊國屋ホールで開かれている石橋幸(タンコさん)のコンサートです。
タンコさんはロシアの歌をロシア語で歌い続けています。
昨年、クレムリン宮殿のシャンソンフェスティバルに招待され、6000人の聴衆の前で歌い、特別賞を受賞しました。

今年は、かつてソビエトで絶大な人気を誇った国民的歌手、ワジム・コージンの歌が中心です。
第一部は「ワジム・コージンを謳う」
タンコさんお得意?のトークもなく、11曲を続けて歌います。
第二部は「ワジム・コージンへのオマージュ」
トークも含めて8曲です。クレムリン宮殿で着ていた衣装だそうです。

すべてロシア語ですが、歌詞は後ろのスクリーンに表示されます。
恋、別れ、涙、酒、日本でいえば演歌のような歌詞ですが、なかなかロマンチックな雰囲気です。 もともと役者のタンコさんですが、歌も体の動作も若々しいです。

ワジム・コージンはスターリンの不興を買い、シベリア最北東部の極寒の地マガダンの収容所に送られます。 復権した後もマガダンにとどまり後半生を過ごしています。
マガダンを訪れた石橋幸に会ったジーナ夫人は、日本で夫の歌を歌い続けている歌手の存在に大いに感動したそうです。
それ以来、タンコさんは毎年夏にマガダンを訪れコンサートを開いています。


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