昨日(24日)、11:00公演を観ました。
初演は鳳蘭、再演は峰さを里、そして28年ぶりの再演です。
この作品を観るのは初めてです。
アルジェの下町で悪事を働いていた若者ジュリアン(霧矢大夢)は、野心に燃えながらパリにやってきます。
アルジェ時代の恋人サビーヌ(蒼乃夕妃)、悪事で身を立てていたジャック(龍真咲)もパリにやってきます。
パリでは陽の当たる道を順調に進みながらも、ジュリアンの前にアルジェでの暗い過去が立ちはだかります。
悪役で“動”の龍真咲、端正で“静”の明日海りお、いつも対照的な役回りで存在感があります。
大臣の令嬢エリザベート(彩星りおん)、盲目の娘アナ・ベル(花陽みら)の二人の女性もジュリアンに恋心を抱きます。
ジュリアンと彼を取り巻く2人の男性と3人の女性、それぞれの波乱の人生が描かれています。
また、初演時から語り草になっている衝撃的なラストシーンを実感しました。
ハッピーエンドではないのです。
最後まで目が離せない舞台でした。
「Dance Romanesque」は華やかなショーでした。
「ノートルダムのせむし男」などの物語仕立ての構成が面白かったです。
霧矢大夢は得意のダンスを活き活きと踊っていました。
日比谷からの帰り道、並木通りの「あかね画廊」に寄りました。
柳田祐希展です。
何も分からずに油彩ですかと聞いたところ、墨の黒と胡粉(貝殻)の白で描いた作品だそうです。
気象衛星ひまわりから写した雲のような感じや、水の流れを感じる作品もありました。
「あかね画廊」はOG月船さららのお姉さんが支配人です。
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