6月10日(金)18:30公演を新国立劇場中劇場で観ました。
劇場関係者の招待券を譲っていただきました。
井上ひさしの原作で昭和51年に初演されています。
時は江戸。行方不明になっている山形・平畠(ひらはた)の紅花問屋の旦那になりすまし、大金とその女房を手に入れようと画策する徳(市川亀治郎)と平畠随一の器量よしの女房おたか(永作博美)が主人公です。
井上ひさしから、生前直々に指名を受けた栗山民也による新演出です。
なりすますために江戸弁の徳は必死になって平畠弁を習得します。
そして自分の素性を知って近づく人物を殺してしまいます。
なりすましが完成したと思った瞬間、思わぬドンデン返しが徳を待ち受けています。
ストーリーもドラマチックで面白く、全く遊びや隙のない充実した舞台でした。
ロビーでは山形に関する展示や物販が行われています。
1000本の紅花がプランターに植えられています。
帰りには観客全員に「ラスクフランス」がプレゼントされました。
山形に本社を置く会社の製品だそうです。
休憩20分を含めて3時間30分という長い舞台でした。
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