6月11日(日)13:00公演を銀座の博品館劇場で観ました。
花風みらい(90期)が出演しています。
浅田次郎の原作です。
大正時代が舞台です。
ばくちに身を落とす父親(野本拓也)は、金のために娘(岩永ゆい)を吉原の女郎屋に、息子(北薗亮介)を盗人の親分に売ってしまいます。
無心に来る父親に、借金が膨大になるにもかかわらず金を貸す娘、大きくなったら必ず姉を迎えに行くという弟、姉の父親思い・弟思い、弟の姉思い、2人の姉弟の切ない気持ちが客席の涙を誘います。
歌あり、踊りありの楽しい作品でした。
花風みらいは2004年に入団し星組配属になり、2008年「外伝ベルサイユのばら ベルナール編」で退団しています。
今回の舞台では吉原の常盤太夫の役です。
私のひいき目かもしれませんが、見た目にも演技にも存在感がありました。
プログラムにコメントが載っています。
「東日本大震災から3ヵ月、今この時に家族の愛をテーマにしたこの作品に出演することを幸せに思っています。皆様の心に届きますよう、精一杯頑張ります!」
昨日はちょうど大震災から3ヵ月目でした。
幕の後、キャストはロビーで観客を見送っていました。
少しだけ話をすることができました。
今、東京で行われている星組公演「ノバ・ボサ・ノバ」を観に行くそうです。
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