1月30日(日)15:00公演を芝居砦・満天星で観ました。
千秋楽です。
唐十郎が新宿梁山泊のために書き下ろした作品です。
千秋楽だからでしょうか、会場に唐十郎が来ていました。
アングラの雰囲気満載の舞台です。
昭和5年、浅草玉木座の舞台下にある文芸部の部屋に集まる人々の人間像が描かれています。
脚本を売り込みにくる20歳の女性「田口加代」(渡会久美子)、文芸部で台本を書いていて加代を指導する「水守三郎」(広島光)の2人を中心に場面は展開します。
舞台上で使われる水が下に落ちてきて文芸部は半分水に浸かっています。
このため水守はゴム長をはいて台本を書いています。
ストーリーはあるのですが、観念的なセリフもあって難解でスッキリとは分からないところがアングラの面白さでしょうか?
カーテンコールで演出・金守珍の挨拶がありました。
これから毎年正月にはこの作品を上演するそうです。
昨年、新宿花園神社境内のテント公演「ベンガルの虎」は今年地方公演を行うようです。
また年末にはシェークスピアに挑戦するとも話していました。
紹介され舞台に上がった唐十郎が劇団にエールを送っていました。
会場のスタッフとして北京蝶々の白井妙美がいました。
最近は、「TORAJI2010」、「ベンガルの虎」、「星の王子さま」に出演するなど新宿梁山泊に関わっています。
おととしの北京蝶々の「呪われたバブルの塔」では熱演でしたが、その後の舞台には出ていません。次回公演にも出ないそうです。
芝居砦・満天星はマンションの地下2階にあります。
なんとも不便で分かりにくい場所です。
今回は明るい時間帯でしたので迷わずによかったです。
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