10月26日(水)19:00公演を中野のザ・ポケットで観ました。初日です。
「死」、「死体」、「集団自殺」、「安楽死」をテーマにしたストーリーです。
作・演出はタカハ劇団の高羽彩です。
告別式が行われています。
しかし、故人の意識は死んでいないのです。
参列した先輩に背負ってもらって式場から逃げ出します。
しかし「死体」は徐々に朽ちていきます。
逃げて行った先の温泉地にいたのは集団自殺に集まった人々でした。
また、故人の死因が違法な安楽死だという噂もあり、二人を刑事が追いかけます。
故人が死んでいないというのは、単なる先輩の妄想なのでしょうか?
テーマは「死」で一貫しているのですが、「集団自殺」や「安楽死」まで取り上げているため、それぞれが掘り下げ不足の感じ
がします。
また、テーマが前面に出ているため、生きた生身の人間としてのキャストの実像がほとんど見えません。
ただ、「死体」と“みちゆき”をする先輩役の長嶺安奈の熱演が光っていました。
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