97期生34人の初舞台を観るために一年ぶりにムラに遠征しました。
5月2日(月)13:00公演を観ました。
お芝居よりもショーがメインとなる珍しいケースの公演です。
鴨川清作先生そして宝塚歌劇団の代表的なショー作品です。
これまで何度か再演されていますが、柚希礼音(ソール)は1999年の月組公演が初舞台です。
今回トップスターとして同じ作品の舞台に立つことは感慨深いことでしょう。
夢咲ねね(エストレーラ)が初めて宝塚を観たのは、この1999年の月組公演だったそうですから思い入れも深いのでしょう。
ブラジルの広大な大地のエネルギ―とリオのカーニバルの熱気が客席にも伝わってきます。
柚希礼音のダンスはしなやかでそしてダイナミックで見応えがあります。
涼紫央(ルーア神父)と組長・英真なおき(シスター・マーマ)のコンビが狂言回し的な役で登場し会場を笑わせます。
シスターでありながらルーア神父に言い寄る尼僧を英真なおきが滑稽に演じていて楽しい場面です。
化粧のことは分かりませんが、白いアイ・シャドウが目立っています。
肌が黒塗りなので当然の配色なのでしょうか。
お芝居「めぐり会いは再び」は、小柳奈穂子先生の大劇場デビュー作品です。
原作の喜劇をミュージカル化した作品ですが、肩の凝らない楽しい舞台になっています。
花婿候補とその相手、従僕と侍女、神父とシスターのそれぞれの恋愛模様が描かれ、最後はハッピーエンドです。
小柳先生は2009年のバウ公演「二人の貴公子」ではシリアスな作品も書いています。
宝塚二人目の女性演出家として期待しています。
花婿候補の一人を演じた真風涼帆(研6)はすでに大輪の風格があるように思いました。
97期生の中に東京都渋谷区出身の生徒が2人いました。
「ひめ乃礼絵」と「桃堂純」です。
ぜひ頑張ってほしいものです。
東京公演は7月2日(土)15:30を観ます。
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