6月18日(土)18:00公演をすみだパークスタジオ倉で観ました。
いつも巨大な仕掛けで観客を驚かせます。
かつて炭鉱で栄えた町も石炭から石油に変わるエネルギー革命により炭鉱は閉鎖され寂れてしまいます。
炭鉱事故で親を亡くした一人の少年・範一(はんいち 大手忍)が親戚をたらい回しにされ、ひと夏この町にやってきます。
心を閉ざした範一はヒマワリの花に唾を吐き「オバケの太陽」と話します。
しかし、同じ境遇の過去を持つ元(はじめ 池下重大)にだけは心を開きます。
元の過去と範一の今が交錯するように場面が展開していきます。
この町に別れる日、元に「駅まで一人で歩いていく」と話す範一、範一の明るい未来を予感させるラストシーンでした。
舞台の前面には大小のヒマワリの花がたくさん咲いています。
かつて石炭を運んだ線路の跡です。
そしてこの花の上に膨大な紙吹雪が舞います。
圧巻はラストシーンに黒い蒸気機関車が登場しました。
かつて筑豊炭田で栄えた町が舞台です。
せりふにも方言が使われていましたが少し中途半端でした。
もう少し「筑豊弁」をしっかり取り入れた方が雰囲気もよく出て良かったように思います。
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