赤色エレジー オフィスコットーネ 平成23年10月11日(火)19:00 ザ・スズナリ


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10月11日(火)19:00公演を下北沢のザ・スズナリで観ました。
幸子と一郎の物語です。
原作は読んでいませんが、あがた森魚の哀調を帯びたフォークソングは懐かしい記憶です。

登場人物は、幸子(緒川たまき)と一郎(寺十悟)、サチコ(石丸だいこ)とイチロウ(あがた森魚)の4人ですが、事実上、幸子と一郎の二人の会話劇です。
イチロウは歌手としてライブの場面に登場します。
サチコは幸子と同じ衣装で出てくるのですが、登場場面は少なく存在感がありません。
あえて必要のないキャストのようでした。

脚本・構成・演出は少年王者舘の天野天街です。
テンポの速い「天野語」といわれる特徴的なセリフで二人の会話は進んでいきます。
セリフには多くの“ことば遊び”がちりばめられ、映像によっても表現されています。

登場人物が少ないので群唱はありません。
また、「王者舘ダンス」と呼ばれる群舞もありません。
最後の場面で幸子と一郎が踊る場面が少しだけありました。
音響や照明を組み合わせて場面を転換しながら、おなじみの「天野ワールド」が展開しています。

緒川たまきは手足が長く、“かわいい”演技が魅力的でした。


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