8月22日(水)19:30公演を吉祥寺シアターで観ました。
大阪のコリアタウン・猪飼野(いかいの)にある居酒屋「風まかせ人まかせ」に集まる“在日”の人々の物語です。
日韓併合(1910年)から100年、差別を受けながら辛酸な日々を暮してきた在日の歴史があります。
日本人にもならず、分断された祖国に帰ることもなく、“在日関西人”としてたくましく生きようとしています。
浪速の歌う巨人・趙博の作、新宿梁山泊・金守珍の演出です。
趙博の歌「百年節」が音楽劇になっています。
3年前、ソウルで韓国の俳優によって上演された作品です。
済州島事件、北朝鮮への帰国船、韓国の民主化運動など日本人には実感としてわからない事件も題材になっています。
陽気に歌って踊るラストシーンが在日の未来志向のエネルギーを感じさせています。
|