十三人の刺客 TBS 平成24年8月8日(水)19:00 赤坂ACTシアター


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8月8日(水)19:00公演を赤坂ACTシアターで観ました。
原作は池上彰一郎の脚本で、50年近く前に映画化され、2年前にもリメイクされています。 この脚本が今回、舞台化されました。

明石藩主は将軍の弟であることを笠に着て常軌を逸した暴虐ぶりです。
にもかかわらず将軍は弟を老中に引き立てようとします。
幕府の行く末を案じた老中は明石藩主の暗殺を企てます。
その密命を受けたのが御目付の島田新左衛門(高橋克典)。
一方、幕府の密謀を察知し藩主の命を守ろうとする側用人・鬼頭半兵ヱ(坂口憲二)。
2人はかつて同じ道場で剣の腕を磨き、同じ女性・奈緒(釈由美子)に恋をした友人でした。

高橋克典は13年ぶりの舞台、坂口憲二は初舞台です。
2人とも“武士の一分”を貫こうとする“男らしさ”の演技がよかったです。

参勤交代で明石へ向かう大名行列を13人の刺客が襲撃します。
ラストシーンの壮絶な戦いがこの舞台のクライマックスです。
数十人が入り乱れ、延々と続く殺陣ですが、“美しさ”に欠けバラバラな感じです。
リアルな効果を狙った血糊もかえって逆効果になっています。

時間を引き延ばすためだけのような場面もあり、休憩を入れて3時間10分は長すぎです。 長身185cmの坂口憲二がひときわ目立っていました。


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