11月28日(水)19:00公演を豊島公会堂で観ました。
40年近く前に市街劇として小さな公園で上演された寺山修司の作品です。
今回は、少年王者舘の天野天街、開幕ペナントレースの村井雄、そして流山児祥の3人が構成・脚色・演出を担当しています。
テラヤマ見世物ミュージカルと冠されています。
劇は中池袋公園のプロローグでで始まり、その後、観客は公園横の豊島公会堂に移動します。
公園のトイレの屋根に流山児祥ともう一人が上ってマイクで叫んでいます。
そして観客の周囲を取り囲んだキャストが「地球はもうじきおしまいだ」と歌っています。
キャストは50人を超える大人数で、集団のパワーを感じさせます。
しかし生演奏の音響が大きくて歌っている歌詞が聞き取れません。
一貫したストーリーはなく、良く言えばバラエティーに富んでいるのですが、悪く言えば散漫でした。
寺山修司が追い求めた「演劇の自由さ」「演劇の実験」を再現しようとしているようです。
豊島公会堂の屋上には見世物小屋を示すアドバルーンが上がっていました。
|