田園に死す 流山児☆事務所 平成24年2月11日(土)19:00 ザ・スズナリ


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2月11日(土)19時公演を下北沢のザ・スズナリで観ました。
1974年に公開された寺山修司の自伝的映画「田園に死す」の舞台化です。
脚色・構成・演出は天野天街、音楽はJ.A.シーザー、芸術監督は流山児祥です。

2009年初演の初日は寺山修司の誕生日(12月10日)でした。
その連日満員の舞台の2年ぶりの再演です。

名古屋の人気劇団「少年王者舘」代表の天野天街はこの作品が寺山作品の初演出です。 再演の改訂は最小限にとどめたようです。
シーンの転換では、演技、音響、照明をうまく使って巧みな転換になっています。
ただ初演の方がもっとメリハリが利いていたように思います。

少年王者舘の夕沈が振付を担当しています。
小さな舞台に30人近くが登場しての群舞です。
言葉と身体の動きを組み合わせた夕沈独特の“幾何学ダンス”と称されています。
狭い舞台に大勢が登場するので、重心をあまり移動させずロボットのように動きます。
カニの横歩きのような動きもあります。

「流山児★事務所」代表の流山児祥がマイクを持って「ああ上野駅」を歌うなど、何度か舞台に登場して楽しそうに演技しています。ちょっと目立ちすぎでしょうか?
通路にも客が座り満員でした。
寺山修司は大の宝塚ファンでした!


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