8月20日(月)19:30公演を下北沢のザ・スズナリで観ました。
作・演出は天野天街、主演・振付は夕沈です。
早口のセリフ、映像・音響・暗転を多用した場面転換など、観客の視覚・聴覚に強烈に訴える天野ワールドらしい雰囲気はあるのですが、なぜか面
白くありませんでした。
あまりに“言葉遊び”が過ぎているように思います。
同じセリフを延々と繰り返し、尻取りのようなやり取り、セリフの重なり合いなど、演技というよりセリフが全面に出すぎています。
そのため“音”が観客の耳に伝わるだけで、心(気持ち)に伝わってくるものが無い、そんな感じの舞台でした。
小劇場の狭い舞台で大勢が踊る、夕沈振付の“王者舘ダンス”がせめてもの救いでしょうか?
ただ、客席は通路にも椅子を入れて満席でした。
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