7月13日(金)19:30公演を下北沢小劇場「楽園」で観ました。
唐沢俊一が主宰する演劇ユニット「世外今是」(せがいこんぜ)の旗揚げ公演です。
ただ専属の劇団員はいないので、公演ごとにキャストを募集して活動するそうです。
今や人気劇団となった「星の苑」の座長はその横暴な性格のため多くの敵を作っていました。
その解散公演が行われている舞台で座長は殺されてしまいます。
招かれたすべての客は座長に恨みを抱いており、殺人の動機があります。
鳥越友幾子(ごえさん)は劇場の支配人の役です。
父親から劇場の経営をまかされていますが、演劇にはさっぱり興味がありません。
普段は、劇場の男の事務員を怒鳴りつけたり、暇だからといって受付をやる困ったお嬢様です。
しかし殺人事件の推理には抜群の勘を働かせ解決に導きます。
今回はごえさんの“地”に近い役のようです。
役者・鳥越友幾子を見ているというより、等身大のごえさんでした。
快活でわがままなお嬢様の雰囲気がよく出ていて、目立ついい役でした。
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