ニンギョヒメ ソラリネ 平成24年5月19日(土)14:00、5月20日(日)17:00
CBGKシブゲキ!!


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5月19日(土)14:00公演を渋谷の「CBGKシブゲキ!!」で観ました。
アンデルセンの童話「人魚姫」をモチーフにしたストーリーです。
人魚姫は人間の王子に恋をしますが成就せず、悲しみのあまり海に身を投げ泡となって消えてしまう悲恋の物語です。

久しぶりに“学芸会”のようなレベルの舞台を観ました。
若いキャストが多く拙い演技が目立ちました。

人間に姿を変えて結婚した人魚「西の魔女」(いしだ壱成)が主人公になっています。
夫(永戸武士)はすでに年老いて死期が近づいています。
しかし人魚の寿命は何百年と長く、妻を一人ぽっちで残すことに耐えられない夫は妻に、自分の心臓を短剣で突き刺して流れ出る血を足にかけ再び人魚に戻って仲間のいる海に帰るよう哀願します。 短剣を手にした妻は夫を殺すことはできずためらっています。
夫は自らの体を短剣に向かって・・・。

人魚姫と王子も登場するのですが主人公でもなくメインストーリーでもないのです。
中途半端な存在でした。
それなら登場させないほうがかえってスッキリした展開になると思うのですが。

こちらが勝手にファンタジーの世界を期待していたこともあるのですが、せりふの言葉使いも含め、まったく世俗的な雰囲気です。
特に人魚姫が恋する王子がまったく王子らしくありません。
外見も演技もあまりにも俗っぽ過ぎました。

今年1月に上演され好評だったために4ヵ月後の再演になったとパンフレットに書かれていました。
会場ではキャストのブロマイドなどのグッズがいろいろと売られていました。
キャストのファンで客席は埋まっているようですが。
舞台演劇としての完成度は低いとしか言いようがありません。
知人が出演していることもあり、5月20日(日)17:00の千秋楽も観ました。


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