美しい星 ピーチャム・カンパニー 平成24年11月19日(月)19:00 The 8th Gallery


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11月19日(月)19:00公演を学芸大学のThe 8th Galleryで観ました。
三島由紀夫の長編小説、SF的な作品です。

自分たちは太陽系の惑星からやって来た宇宙人であると自覚している一家4人が登場します。 彼らは、地球を核戦争による破滅の危機から救おうと活動しています。
一方、白鳥座から地球を滅ぼすためにやって来た宇宙人であると確信している3人が登場します。
東西冷戦時代の核戦争の危機を背景にした作品のようです。

お芝居ですがパフォーマンスのような演出もありました。
台本が出来上がるのが遅れたようです。
後半では台本を持ってリーディングの状態でした。
途中で突然、一枚の紙が客席に配られ書かれている文章が読み上げられました。
暗いので文字はよく見えず、読み上げるのを聞いてもよくわかりませんでした。
どんな意図があるのでしょうか、無駄な演出のように思います。

本編が終わって、エピローグを屋上でやるというので観客は屋上に移動しました。
一段高くなったルーフテラス上で「ゴドーを待ちながら」のようなやり取りで終了しました。
原作も今回も舞台も“不思議な世界”が描かれているようです。
会場は、老朽化したホテル「ニュー目黒」が4年前に文化複合施設として再生されたホテルCLASKAの8階にあるギャラリーでした。


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