8月23日(金)19:00公演を池袋の東京芸術劇場シアターウエストで観ました。
岸田國士戯曲賞を受賞した永井愛の作品で14年ぶりの再演です。
題名から分かるように菊池寛の「父帰る」を下敷きにしているようです。
大金を横領して失踪しホームレスになっていた長男(鶴見辰吾)が16年ぶりに姿を現します。
親族は長男にまっとうな仕事をさせようと努力しますが、それぞれの家庭事情や思惑も加わって混乱します。
登場人物は8人、個性豊かなキャストの競演は見応えがありました。
特に弟の妻を演じた草刈民代の、冷静さを装いながらも心の葛藤に悩む演技が印象的でした。
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