9月18日(水)19:00公演を下北沢のザ・スズナリで観ました。
金融をテーマにした経済ドラマです。
題名はリスク・ヘッジから来ています。
作・演出は風琴工房の詩森ろばです。
起業したばかりのファンド会社の第1号の投資先は経営難に陥ったクレーンの製造会社でした。
敵対的ではないとはいえファンド会社に全株を売却する製造会社の苦悩、
その後当然にやって来る不採算部門の切り離しやリストラ、
そして時には意見が対立しながらもコスト削減や生産性向上に取り組む努力、
そして無事に再建を果たした製造会社はファンド会社から株を買い戻します。
いわばハッピーエンドでした。
ファンド会社と製造会社の11人が登場します。
普通の舞台とは違った用語や言葉使いがたくさん出てきます。
セリフをしゃべるのが精一杯という雰囲気もありましたが、熱演だったと思います。
金融用語の解説も交えながら場面は展開します。
あまり起伏がなく少し単調でしたが、面白く観ることができました。
製造会社が再建を果たしたことやファンド会社のその後については最後の場面でキャストの1人が解説しています。
時間の関係と思いますが、ドラマとして終わってほしかったです。
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