7月24日(水)19:00公演を渋谷のシアターコクーンで観ました。
40年前に唐十郎が演出家・蜷川幸雄のために書いたアングラ劇です。
当時は二人とも30代、唐は状況劇場の前身を立ち上げて10年目、蜷川は演出家としてデビューして4年目の時期です。
駅の中、5段28列のコインロッカーが並んでいる前で物語は進みます。
いなくなった盲導犬を探している盲人(古田新太)、コインロッカーのカギ穴に詰まった爪に火をつける女(宮沢りえ)、シンナーを吸っている不良少年(小出恵介)、盲導犬学校の教師(木場克己)が絡みます。
宮沢りえの体当たりの“動”の演技、古田新太のおかしな“静”の演技が対照的でした。
大きな劇場でメジャーなキャストが揃うとアングラ劇の雰囲気は消え商業演劇そのものになっています。
大勢の立見客がいました。
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