10月15日(水)18:30公演を日比谷の東京宝塚劇場で観ました。
宝塚では8度目の公演、前回の月組からは5年ぶりの再演です。
ファンとしての贔屓目もありますが、とにかく明日海りお・トートの美しさが際立っていました。
もちろん「シシィの星」の髪飾りを付けて登場する時のエリザベートの輝くような美しさも素晴らしかったです。
明日海りおは顔が可愛いうえに微笑んだ表情を見せるので、あえて言えば「黄泉の帝王」の妖艶さのイメージは少し弱い感じです。
でも私としては妖艶な帝王でなくても可愛い帝王で十分満足しています。
楽曲が命のような作品です。
もともと歌のうまい3人の「海」ですので、それぞれ、役の情感を込めた歌唱に説得力があります。
マイクの音量が大きいようで、明日海りおの息づかいの音まで入っているのは愛嬌です。
蘭乃はなも一番の見せ場であり音域が2オクターブ以上もある「私だけに」を高らかに歌い上げていました。
7年前にウィーン・オリジナルバージョンの来日公演でマヤ・ハクフォートの「私だけに」を聴いた時は鳥肌が立つほどの感動でした。
宝塚の生徒にそこまで求めるのは無理でしょうが、蘭乃はなは卒業の花道を飾る大熱演だと思います。
役替わりのルドルフ・柚香光は、ていねいにそして安定した歌い方でした。
第2幕冒頭のルキーニのアドリブは客席に来ていたOG2人の紹介でした。
名前は??
登場人物やストーリーの変更など何でもありの「ベルばら」と違って「エリザベート」は安心?して観られます。
原作となっているウィーン・ミュージカルの著作権の関係でしょうか、キャストは変わっていますが何度観ても演出にブレがありません。
ただ最初に登場するトートの左腕をカバーしている蟹の爪のようなものは何なのでしょうか?
大変なチケット難ですが、私は運よく友の会の抽選で確保できました。
1回でも観られればいいと思っていましたが、観た後ではもう一度見たいという気持ちが強いです。
100周年記念の当日割引券はすでに使いましたが、頑張って3度目の並びに挑戦しましょうか?
写真は休憩時間に食べた「私が踊ろ〜るけ〜き」です。
チョコレートムース、チョコレートロールケーキ、生チョコとチョコレートいっぱいのデザートでした。
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