11月7日(金)16:00公演を日暮里のd倉庫で観ました。
ダンスカンパニー・チャイロイプリンの踊る戯曲シーリーズです。
日本戯曲史上に残る傑作として名高い別役実の不条理劇です。
大晦日の夜、初老の夫婦が「夜のお茶」をしている時に、見知らぬ女が現れ「娘です」と告げます。
夫婦は娘を幼いうちに亡くしていました。
女は子供の頃、マッチの炎が消えるまでスカートの中を見せる「マッチ売り」をしていたと話します。
そしているはずのない弟も登場します。
セリフ劇では「娘です」という女と「娘は亡くなった」という老夫婦の長いやりとりが続くところが見どころで面白いです。
今回は戯曲をモチーフにしたダンス劇になっていて、セリフ劇の面白さはほとんどなくなっています。
戯曲やセリフ劇は知らない方がいいのかもしれません。
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