12月13日(土)18:00公演をすみだパークスタジオ倉で観ました。
客席に入ると舞台装置がこれまでの公演とは違っています。
これまでは建物や土地などの現実的な空間でしたが、今回は象徴的な装置でした。
ストーリーもファンタジックな雰囲気になり、演技も集団によるダンスが取り入れられていました。
「待夢」(たいむ)は主人公(大手忍)の少年の名前です。
青年になった待夢「青二才」(石原由宇)、さらに大人になった待夢「狂人」(池下重大)が同時に登場します。
君は僕であり、僕は君であるという、3人の物語です。
不思議な病気により人々は次々と死に世界は終焉を迎えようとしています。
なぜか待夢だけがこの病気を抑え込む能力を持っているのです。
劇団としては初めての、未来の不思議な想像世界を描いた舞台でした。これはこれで面白い作品になっていると思います。
が、新しい試みだけに、これまでの作品のストーリー、演出、舞台装置に慣れている観客からすれば受け入れにくいようにも感じます。
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