7月7日(火)18:30公演を日比谷の東京宝塚劇場で観ました。
2012年にフランス・パリで初演された舞台を小池修一郎が宝塚バージョンとして潤色した作品です。
フランス革命に翻弄される様々な人間の生き様を描いたミュージカルです。
「ベルばら」はルイ16世と王妃そして貴族など滅びゆくブルボン王朝の内部が描かれていますが、今回は革命に立ち上がる庶民である若者たちの激しく熱い思いが描かれています。
官憲に理不尽に父親を銃殺された青年ロナン(龍真咲)はパリに出てロベスピエール(珠城りょう)らの革命家と出会います。
一方、ベルサイユ宮殿で病弱な王太子の養育係を務めるオランプ(早乙女わかば)はマリー・アントワネット(愛希れいか)のお忍びのお供で出かけたパリ市内でロナンと運命的な出会いをします。
立場の違いを超えて恋に落ちる二人ですが、やがて革命の渦にのみ込まれて行きます。
歌うナンバーの数や豪華な衣装の関係でトップ娘役がマリー・アントワネットを演じていますが、ロナンと絡む場面がほとんどなく、宝塚の作品としては異例なものになっています。
その分、オランプは目立っていい役です。
ルイ16世の弟を演じた美弥るりかの庶民と敵対する悪役ぶりも目立っていました。
バスティーユ襲撃の場面では、ロナンはベルばらのオスカル、オランプはロザリーを連想させるような演出でした。
公演限定スイーツは「1789-イイナパクパク-」でした。ムースにチョコレートソース、その上にチョコとホイップクリームとマカロンが乗っていました。
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