7月2日(木)18:30公演を落合のシアター風姿花伝で観ました。
占領下の昭和25年、戦争未亡人が体を張って働くサロン「貴婦人」。
サロンの経営者やサロンを訪れる警官、元シベリヤ抑留者、靴磨き、ブローカーなどの男たち。
戦後の混乱期に金と欲にまみれた人々の「生きるエネルギー」が熱く渦巻く舞台です。
洪明花ら4人の女優が演じる貴婦人は借金でサロンに縛られていますが、「体」は売っても「本当の笑顔」は売らないと、必死に働いています。
時には激しくぶつかり合い、時には互いに助け合う貴婦人を、4人の女優が個性的にそして迫力ある演技で演じていて見ごたえがありました。
ラストシーンで4人が踊りながら見せる「本当の笑顔」にホッとしました。
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