3月19日(木)14:00公演を赤坂レッドシアターで観ました。
8年ぶりの再演のようです。
舞台に次々と登場人物が現れては「自殺」にまつわる話を語り始めます。
自殺者の家族や関係者、自殺未遂者、自殺を防ごうと取り組む人や団体、自殺の現場に立ち会った人。
セリフは作家が書いたフィクションではなく、すべて90人以上の当事者へのインタビューによるものだそうです。
「自殺」という重いテーマをリーディング劇風に取り上げた意欲的な作品だと思います。
チラシにも「日本で初めての「ドキュメンタリー演劇」」とあります。
ただ、テーマが重いだけに観客にとっては「演劇表現の面白さ」を感じにくいように思います。
また、自殺者本人への取材がないのは当然ですが、それぞれの自殺の「真実」が分からないもどかしさが残ります。
|