配達されたい私たち T's project 平成27年10月31日(土)14:00 ザ・ポケット


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10月31日(土)14:00公演を中野のザ・ポケットで観ました。
一色伸幸の同名の小説の舞台化です。

主人公の男はうつ病を患い、自殺しようとやって来た映画館の廃屋で7年前に捨てられたと思われる7通の手紙を拾います。 男はこの7通をすべて配り終えたら本当に死んでしまおうと考え、配達を始めます。

受け取った人は、7年の時を超えて初めて知った真実に驚き、激しく動揺します。
怒り、涙、笑い、諦め、様々な人間ドラマが繰り広げられます。

原作者の息子・一色洋平が主人公を演じています。
麻乃佳世(74期)は主人公の妻です。
夫の病気の原因は自分にあると考え子供とともに身を引きます。
複雑な妻の心情を冷静に演じていました。

すべての配達を終えた男は、本当に死ぬのか、生きる力を取り戻すのか・・・。
以前、テレビで5話の連続ドラマとして放送されています。
2時間の舞台だと内容が詰め込みすぎになって、観客も頭の切り替えに戸惑います。


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