11月22日(日)18:00公演を椎名町の金剛院(本堂)で観ました。
三島由紀夫の「近代能楽集」の中の「斑女」を題材にした作品です。
花子(長澤しずか)は、かつて吉雄(KYOYA)を愛し、再会を約束してお互いの扇を交換します。
花子は、いつか会えることを願って駅のベンチで男を待ち続けます。
しかし、やがて花子は狂女となり、哀れな美女のロマンスとして新聞記事に取り上げられます。
新聞記事を見た男は花子を訪ねてきますが、狂女・花子は男を見て吉雄ではないと言います。
そして花子はそれからもずっと男を待ち続けます。
お寺の本堂という荘厳な空間での面白い上演でした。
同時に本堂では、「待つ」をテーマにした倉持伊吹の作品が展示されていました。
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