3月15日(日)17時公演を下北沢のザ・スズナリで観ました。
千秋楽です。「ペラゴロ」は「浅草オペラを愛するごろつき?」のことだそうです。
作・秋之桜子(山像かおり)、演出・松本祐子の文学座コンビの作品です。
戦後、焼け野原になった浅草でレビュー小屋の復活にかける人々の姿が描かれています。
登場人物は16人、一人づつの人生模様が丁寧に書かれています。
冒頭は戦前なのでしょうか、華やかなレビューのシーンを椿組の女優5人が踊ります。
戦争が残した心や体の傷跡を抱えながらも、空襲で壊れた小屋でのレビューの再開を夢見て頑張る姿は感動的です。
特に漫才コンビを演じた福本伸一と山像かおりの掛け合いはすばらしかったです。
作、演出、演技のそれぞれの力がうまくかみ合って登場人物一人一人が輝いています。
ラストは再び復活なった浅草レビューの華やかなシーンでした。
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