9月18日(金)18:30公演を池袋の東京芸術劇場シアターウエストで観ました。
初日です。
演出は若手の藤田俊太郎、美術・衣裳は寺山とともにこの作品を創った宇野亞喜良です。
2年前に宝塚を退団した悠未ひろ(83期)が、人魚姫が恋する船長役(アンデルセンの童話では王子)で出演しています。
主役の人魚姫を演じるのは初舞台となる高校生シンガー青野沙穂です。
プロジェクト・二クスの公演ではおなじみの黒色すみれが演奏や歌で登場します。
美しい声を失う代わりに人間に姿を変えた人魚マルドロールの切ない愛の物語です。
生演奏、歌、踊りのある楽しい音楽劇になっています。
もともとは旗揚げする人形劇団の依頼を受けて書かれた戯曲です。
今回の舞台でも、人魚姫と船長の人形が登場します。
海の中なのに赤い金魚キキが登場するのが不思議です。
親子の観客を意識した演出になっているようでアングラの雰囲気はほとんど感じられません。
宝塚でも何度か上演されていて、当然ですがトップスターが演じる王子が主役になっています。
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