6月23日(火)19:00公演を新宿・花園神社境内に特設された紫テントで観ました。
唐十郎の作品で、初演は43年前になります。
これまで状況劇場以外では上演されなかった幻の名作を、今回初めて新宿梁山泊が上演します。
二都というのはソウルと東京です。
舞台奥に池が作られていて、役者がそこに飛び込んでずぶぬれになって舞台に駆け上がってきます。
朝鮮海峡(玄海灘)を渡って来たという設定のようです。
初演では主人公のリーランは李礼仙(今は麗仙)でしたが、今回は新宿梁山泊の看板女優でPrpject Nyxを主宰する水嶋カンナが演じます。
唐十郎の息子・大鶴義丹がリーランの兄です。
そして初演時のキャストだった大久保鷹が今回も出演しています。
抒情的なセリフ、荒波を思わせる大掛かりな噴水の装置、リーランが乗って海峡を渡る赤い回転木馬など、幻想的な世界が出現しています。
今年の花園神社は、5月は観ていませんが唐組、今月が新宿梁山泊、そして7月が椿組と、テント公演が続きます。
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