泳ぐ機関車 桟敷童子 平成27年12月8日(火)19:00 すみだパークスタジオ倉


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12月8日(火)19:00公演をすみだパークスタジオ倉で観ました。
“家族”“友情”“自立”をテーマに書かれた炭鉱三部作連続上演の最終章です。
この作品はちょうど3年前に初演されています。

筑豊地方の小さな山の炭鉱主(池下重大)と三姉弟(山下真琴・畠山菜摘・大手忍)の物語です。 黒いダイヤと呼ばれた石炭による繁栄も、石油の登場により衰退していきます。
その時、落盤事故が起き炭鉱は閉山となり、一家は厳しい運命を背負います。

石炭産業の隆盛と斜陽の過程に生きた人々の絆が鮮やかに描かれています。
大手忍は、首をかしげ舌足らずな話し方で末弟のハジメをうまく演じ、観客をひきつけて求心力のある存在でした。
少し重くて哀しいストーリーですが、見ごたえのある舞台でした。


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