三人吉三 木ノ下歌舞伎 平成27年6月17日(水)15:00 東京芸術劇場シアターウエスト


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6月17日(水)15時公演を東京芸術劇場シアターウエストで観ました。

木ノ下歌舞伎は歴史を踏まえながらも現代における歌舞伎のあり方を発信しています。
今では盗賊となっている和尚、お坊、お嬢の3人の吉三を中心に、百両の金とお上の宝刀をめぐる物語です。
本来の歌舞伎では省略されている廓通いの旦那と花魁の悲恋の物語も丁寧に描かれています。 花魁が死に際に書き残した文を旦那が読み上げる場面は観客の涙を誘います。

七五調の情緒あるセリフや様式美など歌舞伎本来のの魅力に加えて、現代劇のような演出やコメディの場面もあり楽しめる作品になっています。
夜鷹おとせを演じた滝沢めぐみの、父親思いのけなげな娘の演技が印象的でした。

上演は5時間10分に及びます。2回目の休憩でおにぎりを食べました。


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