12月24日(木)13:30公演を日比谷の東京宝塚劇場で観ました。
帝の第2皇子として生まれた光源氏(明日海りお)は、、幼い頃に死に別れた母に似ている藤壺の女御(花乃まりあ)に想いを寄せます。
帝の妃でありながら藤壺の女御もまた、年下の光源氏に惹かれます。
光源氏の愛と苦悩を明日海りおが美しく演じています。
この演技で明日海りおは今年の芸術祭演劇部門の新人賞を受賞しました。
受賞理由をそのまま引用します。
「作家・田辺聖子の同名小説をもとにした舞台を26年ぶりに再々演。大階段に深紅の毛氈を敷き詰めたきらびやかな幕開けから、宝塚ならではの絢爛豪華な舞台で観客を一気に王朝絵巻の世界へと誘う。
花組トップの明日海りおは、匂い立つような美しさと凜とした気品で、多くの女性を虜にした貴公子・光源氏17歳から晩年までを情熱的に演じ、宝塚の「二枚目」の系譜に新たな一頁を付け加えた。」
宝塚歌劇団ではトップスターでも演劇の世界では「新人」というのが面白いですね。
芸術祭の賞には、大賞、優秀賞、新人賞の3つがあります。
今年の大賞は「ラマンチャの男」の松本幸四郎でした。
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