5月6日(金)18:00公演を梅ヶ丘BOXで観ました。
累計上演回数が日本一といわれる清水邦夫の戯曲です。
今回は、18団体が次々と登場し14日間2時間おきに連続上演(計61ステージ)するという企画です。
舞台上に楽屋が作られています。
そこで二人の女優A・Bが出番を待ちながら熱心に化粧をしています。
どうやらこの二人はプロンプターなどをしている下積み女優のようです。
そこに、主演女優Cが現れ舞台に出る準備をしています。
さらに、入院していた若い女優Dが枕を抱えて登場し、主演女優に向かって「私の主役を返して」と詰め寄ります。
女優という職業や舞台に対する執念・嫉妬の感情を4人が激しくぶつけ合います。
化粧をしていた二人は役に恵まれずに不遇のうちに死んだ女優で、劇場の楽屋に現れる亡霊という設定のようです。
女優Bを演じた椿組の浜野まどかと女優A・Cの3人は文学座附属演劇研究所45期の同期だそうです。
見ごたえのある濃密な舞台でした。
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