寿歌 木下藤次郎企画 平成28年12月4日(日)15:00 SPACE梟門


画像をクリックすると拡大します

12月4日(日)15時公演を新宿のスペース梟門で観ました。
木下藤次郎生誕五十周年記念公演、北村想の作品です。

核戦争の後の誰もいなくなった荒野をリヤカーを引きながら旅するゲサク(木下藤次郎)とキョウコ(永井久喜)。 そこにヤスオ(澤崎ひろあき)が現れ、3人の奇妙な旅が始まります。 ゲサクとキョウコは旅芸人、ヤスオはどこか神様のような雰囲気です。

とりとめのない会話をしながらあてのない旅が続く、不条理劇のようなアングラ劇のような作品です。 その会話の中に、生と死、人間と神、おかしさと哀しみなどが表現されているようです。

作者の解説では、ゲサク(戯作からのネーミング)は作者の分身で信仰心のない芸人、キョウコ(虚構)は無垢で白痴な魂の持ち主、ヤスオ(ヤソ)は世界が滅んでからのこのこと出てく る役立たずの神のようです。 この作者の世界観がうまく表現された舞台でした。


トップページに戻る    観劇リスト2016に戻る