6月5日(日)14:00公演を下北沢のシアター711で観ました。
作・演出はミナモザ主宰の瀬戸山美咲です。
48歳の若さで急逝した劇作家・大竹野正典の生きざまを描いた作品です。
彼は大阪で活動していて多くの戯曲を残していますが、大阪でもほとんど知られていませんでした。
不慮の事故で亡くなった後、遺作の「山の声」が戯曲賞の大賞を受賞し、これを機会に戯曲集が出版され、上演されるようになったのです。
大竹野正典(西尾友樹)とその公演に女優として出演する妻・小寿枝(占部房子)との会話を中心に場面は展開します。
家族を持ち、会社勤めをしながら、意欲的な作品を創り続けた一人の劇作家の原点が描かれています。
観ごたえのある舞台でした。
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