9月13日(火)14:00公演を中野のテアトルBONBONで観ました。
昭和20年8月、海辺の小さな部屋に老夫婦が東京の空襲を避けて疎開しています。
息子の嫁が二人の面倒を見ていますが、老婆は嫁を毛嫌いしています。
家を出ていた息子が突然、愛人と子供を連れて戻ってきます。
登場人物一人一人が丁寧に書き分けられ、戦争に翻弄される家族の人間模様が濃密に描かれています
が、“遊び”がなく一本調子の堅苦しい雰囲気の舞台になっています。
老夫婦のお金を盗んだ隣人、青酸カリの入ったワインの瓶を知らずに持って帰った大家、その後の顛末が描かれてなくて中途半端なまま幕になりました。
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