8月7日(月)20時公演を有楽町マリオンのオルタナティブシアターで観ました。
今年7月にオープンした、スタジオアルタが経営する劇場のこけら落し公演です。
既存のものにとらわれない、ほかでは体験できない、新しい劇場空間づくりをめざしているそうです。
2020年、東京で働く“こころ”(Elina)の前に、ある日突然、500年前の戦国時代からサムライ“アラタ”(早乙女友貴)が落ちてきます。
“こころ”は“アラタ”を元の時代に送り返そうとしますが、現代文明を理解できない“アラタ”は行く先々で大騒ぎを起こし、2人は東京中を奔走します。
外国の観客も楽しめるようにと、ほとんどセリフがありません。
殺陣のシーンはスピーディーで迫力がありましたが、ちょっと一本調子で単調でした。
コンテンポラリー、ジャズ、ヒップホップなどのダンサーたちが多く出演していて、そのパフォーマンスで“こころ”や“アラタ”の心情を表現しているようです。
ワイヤーフライングシステムや天井にLEDを敷き詰めた映像システムなども備えられていて、活用されています。
開演前にはロビーや客席でスタジオアルタのおもてなしスタッフがパフォーマンスを見せていました。
セリフがないのでストーリーを理解しようとすると分かりにくく、最後まですっきりしません。
ストーリーは気にせずパフォーマンスだけを楽しむのも何かもったいないような舞台です。
あまり宣伝に力を入れていないのでしょうか、410席の客席は100人足らずでした。
新しい舞台を創ろうとする意欲は十分感じましたが・・・。
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